「Secret Recovery Phrase」とは何か、暗号ウォレットを安全に保つ方法

 

分散型webの初心者ですか。 この説明がお役に立つでしょう。

 

MetaMaskでの私たちのゴールは、最も安全なソフトウェアを構築し、皆さんのリスクを最小限にすることです。最近、ウォレットのマスターキー/秘密鍵をスキャマーと共有してしまい、資金を失ってしまった人たちがいます。 2021年5月以前はMetaMaskのマスターキーは「シードフレーズ」と呼ばれていました。 ユーザー調査やカスタマーサポートチームからの指摘により、この名称では、このマスターキーがユーザーのセキュリティにとって極めて重要であることを適切に伝えられないという結論に達しました。 このため、私たちはこのマスターキーの名前を「Secret Recovery Phrase」に改める予定です。 2021年、私たちのアプリケーションとサポート記事での「シードフレーズ」の用語の使用を段階的に廃止し、現在では「Secret Recovery Phrase」とのみ呼んでいます。

MetaMaskは、フィアット通貨を預け入れ、Ethereumのようなデジタル通貨に変換できるアカウントです。民間機関、公的機関によって干渉されることはありません。 Metamaskはインターネットでその通貨を取引し、トークンを交換してポートフォリオを分散させ、さらにリスクをヘッジすることができる自己管理型のウォレットでもあり、すべてユーザーは個人を特定できるデータの提供を求められることはありません。

「自己管理型」のデジタルウォレットを使用することによる大きな利点が2つあります。(1)どんな組織や、悪人もアカウントに侵入して盗んだり、あなたが自分の資金にアクセスするのを妨げたりできませんし、(2)MetaMaskを介して取引する取引相手が、あなたが公開していない個人データにアクセスすることもできません。

トレードオフMetaMaskウォレットは自己管理型であるため、自分で責任をもってウォレットを安全に保たなければなりません。

MetaMaskでは、あなたのウォレットを管理するのはマスターキーの持ち主(つまりあなたです!)です。

Secret Recovery Phraseは、最初にMetaMaskを設定する際に生成される独自の12単語のフレーズです。あなたの資金は、このフレーズと関連づけられています。パスワードを紛失した際、Secret Recovery Phraseを使ってウォレットと資金を復元することができます。紙に書きとめてどこかに隠す、セーフティボックスに入れる、あるいは安全なパスワードマネージャを使用してください。ユーザーの中には、自分のフレーズを金属板に刻んでいる人もいます。

Secret Recovery Phraseを紛失すると、MetaMaskのチームでさえ、アカウントやウォレットを復元することはできないのです。このフレーズを安全かつ健全に保管している限り、ウォレットは安全です。

決して誰ともSecret Recovery Phraseを共有してはなりません。Secret Recovery Phraseを誰かと共有するということは、銀行カードの暗証番号や家の鍵を渡してしまうようなものです。その相手はあなたの資金すべてにアクセスし、引き出すことができるようになってしまいます。MetaMaskチームは決してSecret Recovery Phraseを共有するように求めたりしません。もし誰かあるいはウェブサイトが共有を求めてきた場合は、それは詐欺行為です。

もし視覚情報がお好みの場合は、このショートビデオが役に立つでしょう。

 

ここでは、ウォレットを安全に保つために役立つ基本的なセキュリティのヒントをいくつかご紹介します。

Secret Recovery Phraseとパスワードの違いは何ですか。 なぜ両方が必要なのですか。

MetaMaskは、パスワードを使ってSecret Recovery Phraseをローカルに暗号化します。つまり、ウォレットをロックすると、自分でパスワードを入力するまで誰もあなたの資金を使用することはできません。パスワードを忘れた場合でも、Secret Recovery Phraseを用いることでアカウントへのアクセスが再度できるようになります。つまりSecret Recovery Phraseは、ウォレットにアクセスするためのあなただけの鍵だからです。紛失してしまうと、MetaMaskも、他の誰にもあなたのSecret Recovery Phraseを変更したり復元することはできないと理解しておくことが重要です。しっかりと守ってください。

Secret Recovery Phraseを取得(そして復元)する方法

最初にMetaMaskのロックを解除する際に、Secret Recovery Phraseおよびパスワードを設定するように求められます。もしSecret Recovery Phraseを紛失した場合、パスワードを覚えており、「かつ」vaultデータのコピーがある場合は、復元が可能なはずです。次の指示に従って、(コンピュータのローカルあるいは、バックアップの)vaultデータを探すことができます。

Secret Recovery Phraseを紛失し「かつ」パスワードを忘れた場合、フレーズを復元してアカウントにアクセスする方法はありません。

シークレットリカバリーフレーズと秘密鍵を決して共有しないでください。

すでにお話ししたように、完璧にしようとしてしすぎることはありません。あなたのSecret Recovery Phraseあるいは秘密鍵を持っていればだれでも、あなたのアカウントからトークンを削除することができるのです。Secret Recovery Phraseや秘密鍵を決して誰とも共有しないでください。MetaMaskチームともです。私たちがこの情報を尋ねることは決してありません。MetaMaskチームメンバーを名乗り、この情報を求めてくる場合は、直ちに公式サポートチャネルを使用して報告してください。

アカウントにトークンを多く持っている場合は、ハードウェアウォレットの利用を検討してください。

TrezorやLedgerといったハードウェアウォレットは、トークンを保管するより安全な方法であると一般的に考えられています。これらは、秘密鍵をオフラインで保管します。つまり、トランザクションに署名するためにウォレットを物理的に保有している必要があり、オンライン詐欺に対して強力な障壁になるということです。

 

これらは基本的なヒントですが、すべてのセキュリティオプションを網羅したリストでは決してありません。Ethereumコミュニティから学んだり、(この投稿のような)有用な資料を読んだり、 こちらのようなディスカッションチャネルに参加したりして、常にトークンのセキュリティに関する最新のトレンドや情報を理解しておきましょう

セキュリティに悩むコミュニティのメンバーを見かけた見かけたら、自由にこの投稿をシェアしてください。どうか覚えておいてください。サポートが必要だったり、MetaMaskを騙るアカウントについて報告したい場合は、support.metamask.ioまでご連絡ください。

他に質問はありますか。私たちのFAQやこのページの他の記事をご覧いただくか、サポートホームページの「Start a conversation」(会話を始める)ボタンからMetaMask Supportにご連絡ください。


クリック して、ここからMetaMaskをダウンロードします

この記事は役に立ちましたか?
3150人中2544人がこの記事が役に立ったと言っています

このセクションの記事